低温やけどの症状って何?水ぶくれなどの治療や処置方法は!

カイロ、コタツ、電気ストーブ、電気毛布、湯たんぽ、電気カーペット・・・寒い時期には絶対に必要になってくるこれらなのですが、低温やけどには本当に注意したいところです。

しかし注意はしてても、気付いたら低温やけどになっていた。なんてことも・・

今回は低温やけどの症状について、低温やけどが一体どういったメカニズムで起こってくるのか?なぜ低温やけどが怖いと言われているのか?また、低温やけどになってしまった場合の適切な処置方法、などなど詳細に渡り書いています。

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低温やけどの症状は!

それでは早速「低温やけどをしたかも?」というような場合に、自分が一体どういった状態なのかを確認してみましょう。

と言いたいところなんですが、実は低温やけどと言いますか、やけど全般には以下のようなⅠ度からⅢ度までの分類があるんです。まずはこの分類を知ることが大事です!

やけどのレベルは?

深度
外見
症状
治療期間
Ⅰ度
赤くなる。 痛みがある。ヒリヒリする
数日
残らない
浅達性Ⅱ度
水ぶくれ、じゅくじゅく、腫れる 強く痛む。焼けた感じがする
10日程度
残りにくい
深達性Ⅱ度
Ⅱ度のもの + やや白くなる Ⅱ度のもの + 感覚が鈍くなる
2週間以上
残りやすい
Ⅲ度
壊死状態、乾燥していて白い 痛みを感じない
1ヶ月以上
残る

このようにⅠ度からⅢ度までやけどには分類があるので、重症度によってそれぞれ症状に違いがあるんです。

低温やけどの場合は恐らく最初の段階で、患部がヒリヒリするはずです。そこから重症度によって24時間以内に水ぶくれの症状が現れ、更にその次は患部が白くなったりします。

低温やけどをしてから7日~10日はズキンズキン痛む、疼痛(とうつう)を感じることとなるでしょう。

そして、最悪の症状の場合がⅢ度の症状です。

低温やけどの場合は基本的に皮膚より下にある脂肪細胞がやけどを起こしている状態なんですが、Ⅲ度になるとその脂肪細胞が壊死している状態です。

壊死していると全体的に白くなります。もちろん治療して完治しても痕が残ります。ひどい場合になると手術をして自家皮膚移植を行ったりということもあります。

なんでこうなってしまったのか?

でも、一体なぜ低温やけどになってしまったんでしょうか?

低温やけどのメカニズム

低温やけどはカイロや湯たんぽなど、温度の低いものが長時間肌に触れ続けることによってなります。長時間あたためられると皮膚だけではなく、その下にある脂肪細胞まで熱が伝わっていくんです。皮膚表面は血液の循環が頻繁に起こるので割と冷やされやすい傾向にありますが、深部の脂肪細胞は血流量が少なく冷やされにくいのでやけどを起こしてしまいます。

なので、通常の高温でするやけどは皮膚の表面でするものなんですが、低温やけどの場合は脂肪細胞のような皮膚の深いところで起こるものなのです。

なので!

最初に低温やけどは怖いと言ったんですが、この理由は皮膚の深いところで起こるからなんです。深いところのやけどは重症化しやすいんですね。

だいたい低温やけどの場合は気付いたときにはもう重症化していて、上のⅠ度からⅢ度の分類で言えばⅠ度なんてことはまずありません。軽くて浅達性(せんたつせい)Ⅱ度です。

だから普通の高温でするやけどとは同じ「やけど」なんですが、見た目は案外軽そうに見えても皮膚の深いところでやけどを起こして重症化している状態なので、通常のやけどとは全く別物だと言ってもいいぐらいです。

低温やけどは見た目以上に重症なんです。

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低温やけどをしてしまったら!

では、低温やけどをしてしまったら一体どうすれば良いんでしょうか?

低温やけどへの対処方法

まず、低温やけどをしたらすぐにカーゼなどをして皮膚科に行くことが重要です。

だいたいの人が普通のやけどと一緒だと思って、軽く冷やして軟膏を塗ったりなんかして終わります。でも、低温やけどは先程も言った通りこれとは全くの別物です!

脂肪細胞のような深い部分がやけどを負っている状態なので、正直冷やしても意味がありません。見た目以上に重症だと言いましたが、深いところでⅡ度やもしかしたらⅢ度の傷を負っている可能性があります。

放置していたけど、もし脂肪細胞が壊死していたなんて状態になっていたら本当に大変です!なので、低温やけどをしてヒリヒリしてきたけど放っておいた。水ぶくれができたからいつものように針でつぶして軟膏を塗っておいた。

こういった処置ってのは本当にダメです!

水ぶくれを針でつぶすのは細菌が感染してもっと重症化する恐れがありますし、消毒薬やオロナインのような殺菌作用のある軟膏を塗ると、返って細胞を修復している良い細胞まで殺すことになってしまいます。

今は湿潤療法というものがあって、医師による適切な処置がありますので、低温やけどをした場合は見た目が軽くても、必ずお医者さんのところで診てもらうようにしましょう。

何度も言いますが、放っておくと本当に大変なことになりかねません。

もう低温やけどをしないために!

では、最後に低温やけどをしないために日々心掛けるべきことについてを書いていきます。

湯たんぽ

湯たんぽで低温やけどをした。なんて人は恐らく最も多いんじゃないでしょうか?

しかも寝ている状態は痛みを感じることがないので、湯たんぽの場合はかなり重症化しやすいのも特徴です。なので、湯たんぽは寝る前には抜いておく。また、専用のカバーの上から更に厚いタオルを巻いて表面温度を下げておく。これらのことが重要ですね!

カイロ

湯たんぽ同様、カイロの低温やけども注意です!

カイロは注意書きにもあるんですが、もちろん直接肌に触れるような使い方はダメです。

また靴下用のカイロの場合は、靴の中のような酸素不足の環境で使われることを想定してつくられています。なので、靴を履かないのに足用のカイロを貼っていると酸素の供給が多すぎて温度が上がり低温やけどになる確率が高まります。

靴下用のカイロは靴を履くときだけ、そして直接貼ったりしないことを心掛けましょう!

電気カーペット、コタツ

これらも冬にはよく使うので注意ですね。

何を具体的に注意するのかと言うと、電気カーペットで寝ない!コタツで寝ない!ということです。冬になるとどうしても暖かくて気持ちが良いものなので、ついつい電気カーペットの上で寝てしまったり、コタツの中で寝てしまうこともあります。

しかも、電気カーペットやコタツでの低温やけどはやけどの範囲が広がる可能性があるので、ひどいものでは植皮などの移植手術につながる可能性が高いものでもあります。

電気ストーブ

電気ストーブとかも注意が必要です。

これは固定で置いておくと思うんですが、固定で置いた場所が常に自分の特定の部位を温めている。このような状況は避けるべきだと言えます。

低温やけどの目安

ちなみに低温やけどをするときの温度と時間の関係は以下のようになっています。
温度と時間の関係

  • 44℃ – 3時間~4時間
  • 46℃ – 30分~1時間
  • 50℃ – 2分~3分

基本的には温度が高くなればなるほど、それに反比例して低温やけどする時間というのは短くなっていきます。是非参考にしてみてください。

という訳で以上のことを守り、低温やけどのない快適な冬を過ごしていきましょう!

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